【誤解していませんか?】オランダでも「大麻は"合法"」ではありません
大麻の逮捕事件にからんで、「世界では大麻使用が合法の国もある」という情報をネットのあちこちで見かけます。ウェブサイトの中には、オランダもその一つとして紹介しているものがあります。
仕事や留学でオランダに住んだり、オランダに旅行に行ったりすると、友人から「大麻を吸ってみた?」「コーヒーショップに行ってみた?」と尋ねられた経験のある方もおられるのではないでしょうか。
こうした質問は、オランダでは「大麻は合法」という勘違いからなされているようです。たしかに、アムステルダムを旅行すると、コーヒーショップが至るところにあり、土産物屋では大麻の絵柄のついたTシャツやマグカップなどの雑貨、チュッパチャプスのようなキャンディーが所狭しと並んでいます。Seed Shopという店では大麻草の種と思われるものが売られています。
しかし、オランダは大麻を合法化していません。少なくともオランダ政府の公式ウェブサイトではあくまで違法であると書かれています。
オランダ政府環境局サイトに概要がのっています
手始めに、おおまかな理解をするために、オランダ政府環境局のサイト"Hollond.com"を見てみましょう。
続きを読む放送法の理解がすすむ本8選+α
放送法って難解。長い議論があるから早わかりというわけにはいかないけれど、数冊読みこむとだんだんと理解できる気がします。私が読んだおススメ本8冊とまだ読んでいないけれどおもしろそうな新刊1冊を紹介します。
1 放送法をよみとく
鈴木秀美・砂川浩慶・山田健太 (編著) 商事法務(2009年)
編集をしている鈴木秀美氏は慶應義塾大学教授、砂川浩慶氏は民放連出身で現立教大学教授、山田 健太氏は新聞協会出身で現専修大学教授。ほかの執筆者も放送に詳しい人ばかり。
番組編集準則について、放送法制定の歴史のほか、制定時の立法担当者の書籍を紹介するなど、詳しく書かれている。その後の政府の見解なども書かれている。7年前の本なので、放送法の条文数が現在とは異なることが気になるものの、何が問題なのかを理解するためには、この本からスタートしてはどうだろう。
続きを読む【クイズ】放送番組の内容に関する総務省の行政指導を考える:問題編
このブログは固い記事ばっかりだなと敬遠されそうなことばかり書いていますが、書いている私もバリバリ肩がこっています。少し趣向を変えてクイズを作ってみました。
第1問
それではわしの方から出題しよう。
Q1:2016年10月22日現在で、放送番組の内容に関して総務省が行った行政指導はいくつあるかな?(5択)
A1:
- 14件
- 24件
- 34件
- 44件
- 54件
はてなブログに吹き出しの会話をつける方法
いきなり何?と思われるかもしれませんが、ようやく吹き出しの会話をブログ上で展開するためのCSSを設定することができました。タイトルに、”超簡単”などと書いて強調したいくらいです。このブログには情報法に関すること以外は原則としてフォローしないことにしているのですが、あんまりうれしくてつい投稿してしまいました。
このルルは、私が扮するカピバラキャラクターです。アメリカのTVドラマの主人公のガールフレンド名から名付けています。
ブログに固い記事が多く、たまにはほっと息もつきたくなるときもあるので、これからはときどき登場させる予定です。
ちなみに、ルルのキャラクター設定は、こんな風。
続きを読む表現の自由に関心を持ち始めたカピバラ。メスかオスかは不明。
勉強を始めたばかりなのでわからないことだらけ。 ブログを作り情報発信をしながら考えることにしている。
温泉につかったり昼寝をしたりしてのんびりするのが大好きなので、記事を投稿するのをさぼりがち。
趣味:読書。JSミルの『自由論』を片手に、小説、ノンフィクション、評論も。
好きな食べ物:スイカ
好きな飲み物:ホットチョコレート
【クイズ】放送番組の内容に関する総務省の行政指導を考える:解答編
解答
Q1:3の「34件」
Q2:警告、文書による厳重注意、口頭による厳重注意、文書による注意、口頭による注意の5種類
Q3:1の「総務大臣」、3の「情報流通行政局長」、4の「政策統括官」、5の「各管区の総合通信局長」の4つ
Q4:2の「報道は事実をまげないですること」、3の「政治的に公平であること」、4の「意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること」、5の「放送番組の編集の基準」の4つ
Q5:2の「報道は事実をまげないですること」
Q6:1の「放送法の規定に違反する事実はなかった」と、5の「役職員を含む経営管理面の問題があった」の2つ
Q7:2の2件
解答について、ごく簡単に解説していきましょう。
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